「私、恋愛できない人間だと思ってた」――LunaとSMが教えてくれた感情

2025年5月21日

M.Rさん
20代女性
S(ドミ寄り)
東京都

Lunaを始めたキッカケ

Lunaの存在は去年の11月頃にX（旧Twitter）のタイムラインに流れてきて知りました。
「なんか面白そうだなー」と軽い気持ちで登録したのがキッカケです。
女性は無料だったので登録するハードルが低かったのも大きかったです!

Lunaは始めた頃どんな印象でしたか？

正直、最初は「SMのマッチングサイト」と聞いて、いかがわしい印象を持ってしまっていたんです。でも、実際に見てみると全然そんなことはなくて、むしろすごく丁寧に作られていて、ちゃんと自分のことを大切にできる場所だと感じました。そういうギャップがすごくよかったし、「こういう場所がちゃんと存在しているんだ」と思えたことが、自分にとっても救いでした。

もともとご自分がSだと自覚されていたんですか？

自覚したのはここ最近です。元々SM自体にすごい興味があったわけではなかったんですけど、２年前にSM好きの友達に誘われて女性限定SM体験会に行ったのがキッカケです。体験会では受け手と攻め手どちらも体験できたんですけど、私は受け手が向いてなかったのか、頭が冷静になって楽しめなかったんです。でも逆に攻め手はめちゃくちゃ楽しくて、「私こっち（S）じゃん！」と自覚しました。

Lunaではどういった基準でお相手を選んでますか？

私が重視していたのは、プロフィールをちゃんと書いているかどうか、目的があっているかどうか、です。
やっぱり人となりがわからないと怖いですから、プロフィールでどういった方なのかを知れると安心ですね。それでいうと、私は顔を出していなくて、いいね数が少なかったので全員ひとりひとりのプロフィールをしっかり見ていました。あと最後は直感の部分ですね。悪い人じゃなさそうかな、とか。

マッチングしたお相手の印象

実際にお付き合いした方は、メッセージでやりとりする段階ですごく噛み合う感じがしました。ひとつの話題からどんどん話が派生していって話が尽きなかったです。私は今までメッセージでやりとりしてから会う時って「しょうがないから会うか、、、」みたいなテンションになってしまうことが多くて。でもその方と会う時はすごく楽しみでした。

実際にお会いしてどうでしたか？

実際にお会いして３時間くらいお話ししたのですが「この人私に興味がないのかな」という印象でした。というのも今までLunaでお会いした人は最後に「またお会いしたいです」と言って解散することが多かったのに、そういうのがなかったので。でも、翌日に「また会えませんか」という連絡がきて、「あ、興味あったんだ」て思いましたね。

後日また会ったときに、すごくいいなと惹かれました。今までの方とも真剣にお付き合いしてきたつもりだったんですけど、どこか怠惰的な部分もあって。でもその方は別で、はじめて男性に対して可愛いなと思ったんです。
そこからは初めて自分から頑張ってアプローチしましたね。そんな自分に自分自身もびっくりしました。「私もこういう感情持っていたんだ」という新しい発見でした。

その方を含めて、Lunaを通して10人くらいお会いしたんですけど、普通に出会うよりもLunaで出会うほうが「可愛い」と思える人の割合が高かったですね。

そういった発見もLunaがキッカケですか？

そうですね。M男性を好きになるというのが初めての経験でしたし、初めて恋愛的な意味で好きになりました。
私は今までちゃんと恋愛感情を抱いたことがなかったので、自分は恋愛的な意味で愛す器を持っていない人だと思って生きていました。なので、そういう人に出会えたことにすごく驚きもありましたし、経験したことのない感情を体験するっていうのは、自分の内面的な一種の成長として、自分の人生の糧なると思っています。
元々結婚願望もなかったんですけど、自分でもそういうキャパがあるんだと知ることができました。お相手とは結果うまくいきませんでしたが、その気づきの場を与えてくれたお相手とLunaには感謝していますし、マッチングアプリとかサイトって全然人生でマストじゃないですけど、こんなかたちで人生に関わってくることってあるんだって思いました。