SMプレイ用鞭(ムチ)の種類は? それぞれの特徴や用途を解説

SMプレイと言えば「鞭」を思い浮かべる人も多いはず。しかし「鞭」と言っても、その種類はたくさんあります。それぞれ痛みの度合いや使い方が違い、人によっては場面で使い分けることも。

 今回は、そんな「鞭」の種類や特徴について解説します。

目次

主要な鞭の種類

SMプレイで用いられる鞭は様々ですが、今回はプレイでよく使われる3種類を紹介します。

バラ鞭

一般的に認知度が高いとされているのが「バラ鞭」です。名前の通り、鞭の先がバラバラに分かれています。叩くと音が大きく出るため、プレイに派手さを出すことが可能です。とはいえ、打面が分散されているので、音の割に痛みは少なめ。「ずっしりとした重めの痛み」と表現されることも多い鞭とされています。

一本鞭

続いては「1本鞭」です。こちらもその名の通り、グリップから先まで1本に繋がっているもの。ほとんどは革を編み込んで作られているものですが、鞭の先端が紐のようになっていたり、平たいベラが付いていたりなど、レパートリーは豊富です。さらに、全長90センチ程度のものから数メートルもの長さがあるものまで様々。痛みの種類は、「バラ鞭」に比べると鋭く、打ち方によっては皮膚が切れることもあります。

乗馬鞭

棒の先に革製のベラがついている「乗馬鞭」も、主流な鞭のひとつです。「パドル鞭」とも呼ばれ、ペットプレイなどで愛用する人も少なくありません。先端のベラが小さければ小さいほど、一点に集中した大きな痛みを感じます。バラ鞭や一本鞭とは違い、形がまっすぐなため、狙ったところに当てやすかったり力加減を調整しやすかったりと、扱いは比較的簡単とされています。

SMプレイ用の乗馬鞭は、実際の馬に使う鞭とは素材や作りが異なり、人間用として使いやすく設計されています。物足りなさを感じて、馬用の乗馬鞭を使う人もいますが、使用には注意が必要です。

変わり種の鞭・打具も

主要な3種類のほかにも、鞭・打具は数多く存在します。

主に籐やカーボン性のまっすぐな棒「ケイン」も、鞭のひとつです。昔は刑罰を与える時や、子どもにお仕置きをする時道具として使われていました。かなりの痛みを与えることができ、使い方と受けての体質によっては数ヶ月治らない痣がつくこともあります。

そのほか、叩くと電気が走る「電気鞭」や、竹の先端を割って作られた「竹鞭」なども、SMプレイ用として流通しています。

自分と相手に合った鞭を使ってみよう

鞭の種類は多種多様で、その1種類の中でもたくさんのレパートリーがあるものです。アダルトショップや通販などで手軽に購入できるものもあれば、オーダーメイドで職人に作ってもらうものも。責め手にとっての使いやすさや、受け手の要望などを総合し、ぜひぴったりの鞭を探してみてください。

編集:ユキ

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