Lunaユーザーの皆様、必見!
親密な関係を作るプロの方々にエスコート術を学ぶインタビュー企画です。
企画の第一弾は、女性向け風俗 世田谷秘密基地所属、コウイチさんのインタビュー!インタビュー後編では、「Lunaでのマッチング&メッセージのやりとりのコツ」「実際にお相手とお会いした時に意識するべき部分」をより詳細にお聞きします。
さらに! よりディープな内容として、「プレイのコツ」についても聞いていきたいと思います♡
コウイチさん、引き続きよろしくお願いいたします!
実際に会えた時は、お相手をさらに深く知るチャンス!
――初めてお相手に会う時に、気を付けた方が良いポイントを教えてください。
コウイチさん:お相手の期待していることを知ろうとすることですかね。これは女風でも、マッチングサービスについても言えると思うのですが、女性ユーザーさんはなにか期待する部分があって、サービスを利用している人がほとんどです。なので、僕がお客様と初めてお会いする時は「なんでこのサービスを利用したんですか?」と、最初にしっかり聞くようにしています。
コウイチさん:例えば「イったことがない女性」が、僕にご予約を入れてくださったとします。その女性に対して、「じゃあ今日は、イけるように頑張ろうね」と言ってしまったら、ただのプレッシャーになってしまいますよね。お客様に「イきたくて利用しました!」と言われた時は、「じゃあ、なんでイきたいと思ってるんですか?」と掘り下げて聞いてみるようにしています。そうすると「過去にお付き合いされていたパートナーさんに、イけないことで酷いことを言われて落ち込んだ」というようなエピソードが出てくることもあるんです。
――表面的にお相手の期待を聞くだけでなく、そこからさらに深く知ることが大事と。
コウイチさん:お相手の期待を深く掘り下げてあげることで、そのエピソードを「初めて聞いてくれた・話せた」と気持ちが楽になることもあります。そして、そこまで聞けて初めて、女性自身が心に秘めていた願望が見えてくるんじゃないかなと。それが、今後の良い関係に結びついていくと思います。
――お相手と何度か会って、仲が深まってきた時のエスコートの工夫も伺いたいです。
コウイチさん:2回目、3回目以降は、お相手と初対面の時にした話題について、再度聞いてあげることですかね。初対面の時に「〇〇のライブに行くんだ〜」って話をしていたのなら、2回目に会った時に、「そういえば、あのライブどうだった?」と聞いてあげるとか。「好きな歌手がいるんだ」って話をされていたのなら、2回目会う時までに曲を聞いておいて、「聞いてきたんだよ」と伝えるとか。そういったストーリーを作ってあげるんです。
コウイチさん:あとは、定番のエスコート術に「男性が車道側を歩いてあげる」なんてものがありますよね。一緒に道を歩くというだけでも、「密着しながら歩けた方が嬉しい」と思う女性もいれば、「恥ずかしいからそんなに密着はしなくて良い」と思う女性もいます。なので、相手によって、それぞれに合った対応をしてあげる。別の言い方をすると、初めてお会いした時にお相手の好き嫌いを見抜けるくらい、お相手に集中することが、やはり大事だと思います。
無臭でもギリギリアウト? 男性の身だしなみは「匂い」が肝心
――男性の身だしなみについて、どういったことを気にすべでしょうか?
コウイチさん:身だしなみで言うと、そもそも汚い・清潔感がないのは論外です。
――手厳しい一言ですが、確かにそうかもしれません。
コウイチさん:女性がいつも、外出をする時にどのくらい時間をかけてメイクしたりオシャレをしたりしているかって、我々男性はなかなか想像しにくいと思うんですよね。それ自体は別に、悪いことではないんですけど。女性が時間をかけてくれている分、男性側も清潔感のある身だしなみを心がけるのは、最低限のマナーかなと。
――「清潔感」を出すために、コウイチさんはどんな点を気にかけていますか?
コウイチさん:ここで言う「清潔感」の中には、ファッションや髪型だけでなく「匂い」も含まれてます。僕の場合は、「臭くない」だけではアウトだと思っていて。「無臭」も、個人的にはギリギリアウト。
――無臭でもアウトとは、なかなか厳しいですね。
コウイチさん:かといって、香水をつけるとかでもないんです。あくまで僕は、洗剤や柔軟剤の良い香りがうっすらする洋服を着ていったり、良い香りがするシャンプーやリンスを使ったり。そういった匂いを意識した「清潔感」を心がけています。
――自然な良い香りを身にまとうことが、清潔感に繋がるんですね。
コウイチさん:あとは、爪ですね。僕は新人の講習を担当させていただいたりもするのですが、「爪を切ってきてね」と事前にお願いしても、なかなか基準を満たす形で最初から爪を整えられている新人は少ないと感じています。爪が整っているというのは、ただ切るだけじゃなくて、やすりで磨かれた状態。爪が当たったときに、表面も、先端も、ツルツルしている状態のことを指します。女性の体を傷つけない指先になっていることが、大事です。
相手の「好き」を深堀りするのが、良い関係性を築くカギ
――Lunaで女性に会うまで、良い印象を持ってもらう必要があると思います。そのために男性ユーザーは、どういったことをしたら良いでしょうか?
コウイチさん:お互いに興味を持つことがすごく大事です。「会えない」というのは、プロフィールの書き方などでミスマッチが起きているんだと思います。初めましての人間関係は全部そうだと思うんですけど、メッセージのやり取りで「自分はこういう人間です」って自己開示をして、相手もそれに応えてくれて。そこから「じゃあ、あなたはどういう人間なんですか?」って聞いてみるとか。そういうことから始まるはずですから。
――なるほど。具体的にはどのように自己開示をしていけば良いのでしょうか?
コウイチさん:「自分の話しかしてこない人」にはならないように気をつけましょう。これはこれで、問題です。
コウイチさん:例えばよくいるのは「自分の得意プレイしか話さない人」とかですかね。「自分の話しかしない」というのは、言い換えると「私のことは何も聞いてくれない」になるので。「自分に質問をしてくれない」=「自分に興味を持ってくれない」相手には、不信感を抱いたり、物足りなく感じたりする女性が多いと思います。そして、そういう相手に対して「お会いしたら、きっと自分の期待したプレイをしてくれるんじゃないか」とは感じにくいですよね。逆に、女性は、そういった男性の態度を受けて、”気乗りはしないけど、しぶしぶ会う”というようなことは避けた方が良いんじゃないかと思います。
――「お相手とは会えたものの、プレイには至らなかった」というユーザーさんもいらっしゃると思うのですが、そういった方にもアドバイスをいただけると嬉しいです。
コウイチさん:会うことができた時点で、プレイをするかどうかの最終決定一歩手前までは、到達しています。会えたけどプレイに至らなかったのは、そもそもお互いが持っているイメージと違った、ということなので。男性側も女性側も、それぞれプロフィール内容の認識が甘かったり、メッセージ機能で自分が疑問に思ったところを聞けていなかったりだとか、そういうことが多いと思います。
――事前のすり合わせが足りないのが原因だと。
コウイチさん:そうですね。女性は特に、男性に対して自分のしたいことや疑問点を、言える範囲で素直に伝えた方が良いです。それに対する男性の返答が、簡潔に「得意です」「できます」というようなだけの文面なら、まぁ100%地雷なので、避けた方が良いかもしれませんね。
――どこでつまづいていたとしても、やはりプロフィールは肝になりそうですね。
コウイチさん:少なくとも、「バードウォッチングが趣味です」と書くよりは、「縄が得意です」と書いた方が、Lunaの女性ユーザーにとっては魅力的なプロフィールなんじゃないかとは思います(笑)。一般的なパートナーを探しているのであれば、Lunaじゃなく、他のマッチングサイトに辿り着くはずですし。Lunaに登録するということは、少なからず、SMであったり、性の部分に興味がある方だと思うので。そういう目線は持っておきましょう。
コウイチさん:女性とのメッセージの際に「なんでLunaに興味を持たれたんですか?」と聞いてみる、とかも良いと思います。他にも、相手の女性がプロフィールに記載している性癖が「首絞め」であれば、「首絞めが好きなんですね。僕、得意ですよ」って言い方をするんじゃなくて、「なんで首絞めが好きになったんですか?」と聞いてみるとか。そのプレイを好きになったきっかけについて深掘りするのが、男性の一番の近道かなと思います。
――女性ユーザーにも同じことが言えそうです。
コウイチさん:そうですね。女性側、「縄を使ったプレイができる」とプロフィールにある男性と話す時は「なんで縄が得意になったんですか?」「なんで縄を習ったんですか?」と深掘りしてみてください。その時に、パッとしない回答や、歯切れの悪い回答が返ってきたら、不安になると思いますし、そこでやめておくこともできるので。地雷チェッカーになると思いますよ。
コウイチさん:僕は、女風のお客様に「どうして女風に興味を持たれたんですか?」ってお聞きするんですよ。その時に、「好奇心で」とおっしゃるお客様が多いんですが、好奇心という言葉だけだと、僕は「大雑把すぎるな」と感じていて。誰しも「食べたことがないから」と好奇心を持って、道に生えてる雑草を口に含むことはないと思うんですよね(笑)。だから、「好奇心」の一言だけで納得するんじゃなくて、お客様に質問をしていくことで、お客様の持っている「好奇心」の内訳を知っていったり、お客様の「やってみたいこと」に対する解像度を高めることが大切だと思っています。
――なるほど。
コウイチさん:Lunaでも、そこは同じです。男性が、やり取りの中で「相手の”好き”を深掘りしていってあげる」ことによって、女性側も「自分に興味を持ってくれてるんだな」って印象を抱くはず。そういうやり取りがあることで、女性は安心してお会いできると思うので。
プレイはテクニックよりも「興奮度を上げる」ことが大事
――プレイの最中に気をつけていることを教えてください。
「舐める技術」だとか「舌使いがどう」だとか、「どこを触ったら潮を吹く」とか、「中イキができる」だとか、そういう技術ばかりに囚われがちな人は少なくありません。僕の場合は、大前提として、舐める前に、目の前にいる女性の興奮度を最大限に持っていくことを目指しています。最大限に興奮度が上がりきっている状態で、女性の体を舐めたり触ったり、キスをしたりするんです。そうすることによって初めて、女性にとって気持ち良いプレイが生まれるんですよ。
コウイチさん:勘違いしてほしくないのは、「興奮度を上げる舐め方・触り方」が重要なのではなくて、その前の段階で、女性の気分を十分に高めておくことが大切だということです。それだけでも気持ち良いけど、更にそこから、舐めたり触ったりするから、気持ち良いと感じてもらえるんです。
――プロだからこそ、というようなテクニックなども聞いてみたいです。
コウイチさん:冒頭でも、羞恥心を煽るようなプレイのお話をしたのですが、羞恥心を煽るというのは、辱めるような言葉を言うのとはまた違うんですよね。女性は口に出さないだけで、色んな反応や仕草…例えば、顔を背ける素振りであったり、体のピクッとした反応であったりだとか、サインを出しているんです。それがイコール「気持ち良いんだな」と判断するんじゃなく、顔を背ける素振りをしたなら、「恥ずかしい?」って聞いてみるとか。ピクッと体が反応する素振りがあったら、「くすぐったい?」って聞いてみるとか。そういう細かい言葉で、羞恥心は高まっていくのではないでしょうか。
――女性の興奮度をそこまで高めるために、どういったことをされていますか?
コウイチさん:例えば洋服を脱がす時も、ただ脱がすだけじゃなくて、ゆっくりと鏡の前で脱がすだとか。そして、先ほど言った通り、羞恥心を煽る。「丸見えになるね?」のように、言葉をかけてあげるんです。辱める言葉を言うのではなくて、目の前で起こっていることをただ伝えてあげれば。それだけでも、女性は十分興奮してくれると思います。
コウイチさん:服の脱がせ方も、バッ!と一気に脱がすんじゃなく、ゆっくり時間をかけて、エロく脱がせてあげる。ガウンを着ているとしたら、肌に沿うように脱がせてあげるとかですね。他にも、下着姿になった女性に「恥ずかしいね」と言ってあげたり、「恥ずかしい?」と聞いて気持ちを引き出してあげたりだとか。そうやって、「触る・舐める」にいくまでに、女性が興奮しやすくなるような機会はたくさんあると思うんですよ。
――女性と接するにあたって、コウイチさんの考える理想の姿勢などありますでしょうか?
コウイチさん:大前提として、男性は考えなさすぎ、女性は気にしすぎな部分があると思っています。男性は基本的に、すごく言葉が足りないんですよ。好意を持った女性に対しては特に「嫌われるのが怖い」「引かれるのが怖い」などと考えて、言葉足らずになってしまう部分があるのではないでしょうか。せっかくパートナーとしての関係ができたのに、「これを伝えることによって、この関係が崩れるのが怖い」とか、そういった怯えがあるのかなと。
コウイチさん:僕の場合は、お客様からプレイ料金をいただいて生活しているので、お客様が一人減ったら、その分売り上げが下がる=自分の生活に関わってきます。だから「聞くことが怖い」と思うことは多々あります。そんな中でも、「聞き方の問題」ってすごく大きいなと思っていて。
コウイチさん:男性は、無神経なコミュニケーションをとりがちなんですよね。断定や言い切りで言うんじゃなくて前置きをしたり、含みを持たせて、質問を男性から投げかけてあげたりすることで、受け手の感じ方も、柔らかくなるんじゃないかなと思います。言い切りで「俺のこと嫌いかな?」って聞くよりは、「俺は自分に自信がなくて、○○ちゃんがこういう風に思っていたら嫌だなって思ってるんだけど、それに関してはどうかな?」とか、「あまり乗り気じゃなさそうだけど、そんなことないかな?」のような感じで。
――確かに「あなたのことが嫌いです」とは言いにくいですもんね。
コウイチさん:女風には、「お泊まりコース」というシステムがありまして。深夜1時から翌日9時まで、セット料金でセラピストとお泊りができるんですよ。セラピストとしての例になってしまうんですが、僕がこれまでお泊まりをしたことがないお客様に対して、お泊まりコースの提案をするとします。その時に僕は「お泊まりはしたくないのかな?」という聞き方ではなくて、「今までお泊まりってご予約なかったけど、すっぴんが見られるのが恥ずかしいとか、1人じゃないと眠れないとか、そういうのがあったりするの?」という聞き方をするんです。
――理由から先に聞いてみるんですね。
コウイチさん:回答が「Yes/No」だけになる質問より、お客様も答えやすいと思うんです。そうやって、相手が答えやすい聞き方をしてあげれば、同じことを聞いていても、受ける印象は違ってくる。細かい部分ではあるんですけど、質問一つでも、相手への気遣いをしてみましょう。断られること前提で「提案する」という意識を持つだけでも、コミュニケーションはうまくいくのではないでしょうか。
――Lunaで「うまくいかない…」と思っている男性ユーザーさんに、伝えたいことはありますか?
コウイチさん:「うまくいかない」と思っている男性ユーザーさんは、少女漫画を読んでみたり、AVを見るにしても女性向けのAVを見てみたりだとか。女性がどういったことで喜ぶのか、認識のすり合わせをしていった方が良いと思います。女性の「気持ち良い」と、男性の「気持ち良い」は全く別物。我々男性が自然に認識できるものではありません。そこにフォーカスして「女性の気分が上がること」を研究してもらえたら、Lunaでの出会いも、より良いものになるはずです。
コウイチさん、貴重なお話をありがとうございました!
「プロに学ぶエスコート術」、次回もお楽しみに♡
<コウイチ 基本情報>
プロフィールページ:https://go-kichi.com/s/setagaya/boys/view/1080
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